PMS（月経前症候群）に不正出血・・・、生理の悩みどうしてる？

毎月の生理。

女性なら様々な悩みがあるのではないでしょうか。

生理痛がひどい、PMS（月経前症候群）をおこしやすい、生理不順・・・などなど。

なかなか男性にはわかってもらえず、また女性同士でも必ずしも同じ症状があるわけではないので必要以上に心配になったり、逆に「いつものこと」と放置してしまったり。

心配が無いことも多い一方で、がんなどの病気が隠れていることもあります。

今回はそんな生理についてのお話です。

 PMS（月経前症候群）

生理前になるとイライラしたり、情緒不安定になったり、無性にお腹が空いたり。

特に20代～30代の働き盛りの女性はこの様なPMSの症状に悩まされる方が多いのではないでしょうか。

それもそのはず、PMSを悪化させるのはストレスであると言われています。

働き盛りの女性は仕事の人間関係や業務内容、睡眠不足などでリラックスできないことも多いはず。

これではPMSの症状が強く出て当然です。

また性格的には我慢強い人やまじめな頑張り屋さんがなりやすく、食事面ではお酒やコーヒー、間食を多く摂る人がなりやすいと言われています。

日常生活に支障を来たすほどひどい方は、好きな音楽を聴いたり、リラックス効果のある入浴剤を入れたお風呂に入ったりすると良いそうです。

またヨガも効果があるのだとか。

ちなみに私はPMSの中でも特にイライラがひどかったのですが、コーヒーをカフェインレスに変えてから穏やかに過ごせることが多くなりました。

何がどの程度効果があるのかは個人差があると思いますが、出来そうなものからトライしてみてはいかがでしょうか。

 生理痛

ぎゅ～っと締め付けられるような腹痛。

ズキズキと耐えがたい頭痛。

鈍くて重い腰痛。

このように一言で生理痛と言っても、痛い場所も痛みの強さも人それぞれ。

なかなか男性にも理解されず、場合によっては女性にも理解されないことがあるなど意外とやっかいです。

そんな生理痛の種類は主に二つ。

「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」です。

「機能性月経困難症」は特に目立った病気がないのに痛みがひどいもの。

子宮の収縮やホルモンバランスの崩れ、全身の血行の悪化などが主な原因です。

一方「器質性月経困難症」は子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因。

急に生理痛がひどくなったり、痛みだけでなく経血量が増えてきたりした時は一度受診してみましょう。

セルフケアとしては、入浴や軽い運動、ヨガなどで血行をよくすること。

また市販の鎮痛剤のほか、当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）などの漢方も効果があると言われています。

気になった方は薬剤師さんに相談してみて。

 生理不順

一般的に生理の周期は25～38日間と言われています。

それよりも早く来たり、遅く来ると生理不順ということになります。

その原因の多くはホルモンバランスの乱れ。

強いストレスがかかるとホルモンの分泌に影響を与え、生理の周期が変わることがあるようです。

ただし、ホルモンバランスが崩れたままにしてしまうと、不妊の原因になったり、流産しやすくなったりすることも。

また、出血量が多い時は子宮筋腫や子宮がんなどの病気が原因のこともあります。

症状が続く時や心配な時は、自己判断せず婦人科を受診しましょう。

実は私も先月、生理が終わってから一週間でまた生理が来るという事態に。

これはどうしたものか？

ただでさえ貧血気味で鉄剤を飲み続けているのに。

病院に行くべきか？

と悩んでいたところ、ちょうど友人も同じ様な症状に悩まされていることが判明。

お互いにそれぞれ病院に行ってみようという話になりました。

がん検診で行った以来、数年ぶりの産婦人科。

予約をせず混雑覚悟で受診したのですが、予約システムがしっかりしている医院の様で基本的に予約をしてきた患者さんばかり。

30分ほどで診察に。

比較的新しい病院で院内も清潔で機器も新しく、また女医さんだったので安心して受診することができました。

症状を話したところ、子宮頸がんと体がんの検査をしましょうという事になりました。

そのほかに子宮筋腫が二つあることが判明。

ホルモンのお薬をもらい、検診結果がでるまで数週間・・・。

ちなみに結果はというと、がんは今のところ大丈夫でした。

不正出血はホルモンの乱れと子宮筋腫が原因のようです。

ただし子宮筋腫がそれなりの大きさなので今後定期的に診察を受けて様子を見ることになりました。

あのまま婦人科を受診しなかったら、今も悶々とした日々を送っていたかも知れません。

原因と今後の対処法もわかったので受診して本当によかったです。

生理不順や生理痛の影には大きな病気が隠れていたり、不妊の原因になったりすることもあります。

皆さんも心配な時は自己判断せず早めに受診してみてくださいね。

参考：ソフィ／生理のケア＆アドバイス

　　　　　　https://www.sofy.jp/ja/advice.html

　　　日本産科婦人科学会／婦人科の病気

　　　　　　http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=17

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