結婚適齢期？

ここ最近ではほとんど耳にすることも無い『結婚適齢期』という言葉。

何ですか、それ？という方もいるかも知れませんが、『結婚適齢期』とは文字通り『結婚するのに適している年ごろ』のこと。

最近では女性の社会進出は当然のものとなり、『夢はお嫁さん』なんて言っていた時代はどこへやら、『○○になりたい！』『大企業に就職したい！』などと明確な夢を持って大学や専門学校に進む人も少なくありません。結果、25歳というのはまだ就職して数年、やっと仕事も覚えてきた、まだまだこれからという時期。夢を実現するべく勉強や仕事を頑張ってきた女性であればあるほど、この歳で結婚を考え・・・られません！！よね。

ではここで初婚年齢の推移をみてみましょう。

平均初婚年齢の年次推移

注：各届出年に結婚生活に入ったもの。

（出典：厚生労働省/平成23年人口動態統計月報年計

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka04.html）

年齢（5歳階級）別にみた妻の初婚率（女性人口千対）の年次推移

注：各届出年に結婚生活に入ったもの。

（出典：厚生労働省/平成23年人口動態統計月報年計

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka04.html）

上記の表によると男女共に年々『平均初婚年齢』が上がっているのがおわかりかと思います。

かつて『女性は25歳までが結婚適齢期、12月25日を過ぎたら売れなくなるクリスマスケーキと一緒で女性も25歳を過ぎたら結婚出来なくなる』なんて言われていた時代がありましたが、平成5年の時点で女性の『平均初婚年齢』はすでに26.1歳。平成23年では29歳となっています。また、女性の『初婚率』も平成5年には20~24歳が50%以上であったのに対し、平成23年には30%ほどに減少、逆に35歳~39歳では平成5年の3.35%が平成23年では9.68%と、およそ3倍に増えています。これでは結婚適齢期という言葉もあって無いに等しいものになりますよね。

実際20代の女性の中には『いつか結婚もしたいけれど今はまだ考えられない』方が多数いるのでは、と思います。それに20代の女性はモテるので焦る必要がありません。同世代の男性からはもちろんですが、30代、40代の未婚男性も『結婚するなら若い方がいい』と思っている人が多いからです。何故男性は若い女性を好むのか？と言えば単純に見た目の問題もありますが、子どもが欲しいと考えるなら、しかも数人欲しいと思うなら若い方がいいよねとなってしまうからです。

今の時代、40代で妊娠出産も珍しくないよ？と思っている女性もいるかもしれません。確かにそうです。でも実は不妊治療を繰り返した上、やっと恵まれた子どもであることも少なくありません。また、ごく稀ですが40歳前後に更年期が来てしまう方もいます。自分の意思とは関係なく、生理的に子どもが産めなくなってしまう事もあるのです。

それだけに、女性の若さというのは結婚を考える上で最大の武器になります。

この20代をなんとなく過ごしてしまうのはとても勿体無いこと。

結婚して子どもが出来たとしても仕事を続けたいのか、それとも専業主婦になりたいのか。そもそも子どもはいらないと考えるのか。それぞれの今後の人生設計によって、求める結婚相手への条件も変わってきます。『釣った魚に餌はやらない』的な男性でないかどうか見極める期間だって必要です。それには20代のうちに色んな男性と知り合って、恋をするのが一番。

それから、恋を後回しにしてきた30代の女性だって遅くはありません。

20代の女性に若さでは敵いませんが、今まで磨き上げてきた内面の魅力がきっとあるはず。若さに代わる自分の最大の武器は何なのか、それをしっかり考えてみて下さいね。

その先にはきっとステキな出会いが待っていることでしょう。

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