「お盆休みは旅行♪」もいいけれど・・・
8月11日(金)は祝日の山の日。
もうお盆休みに入っている方も多いかも知れませんね。
ちなみにお盆休みは何をする予定ですか?
実家に帰省?
友達と旅行?
どこにも行かず家で過ごしますか?
そもそも仕事でお盆休みはありませんか?
最近はお盆と言っても「まとまったお休みが取れる日」という感覚が強く、お盆休みが取れたとしても、必ずしも実家に帰省する訳でもないかと思います。
もしくは実家に帰っても、地元の友達と会っておしまい!なんて事もあるかもしれません。
そんな訳で今回はお盆についてちょっと調べてみました。
先祖の霊を供養する行事
お盆の起源は、お釈迦様に弟子の目連(もくれん)が、「地獄で苦しんでいる自分の母親をどうやったら救えるでしょうか」と問うたところ、「7月15日に供養しなさい」と教えられたことが由来となっているようです。
これが日本に伝わり、平安時代には貴族の間で行事として定着し、江戸時代末期には現在とほぼ同じ形でのお盆が庶民の間で行われていたようです。
日付は旧暦の7月13日~16日。そのまま現在の7月13日~16日に行う地域(関東や北海道など)と、一ヶ月遅れの8月13日~16日頃に行う地域(関西を中心に全国)があります。
迎え火と送り火
迎え火は「先祖の霊が迷わずに帰って来られるように」と、7月13日の夕方に門前で麻幹(おがら・麻の茎を乾燥させたもの)や稲わらを焚いて、道しるべにします。
送り火は、帰ってきていた霊が無事に戻れるように、16日の夕方に焚きます。
大文字焼きとして広く知られている、京都の「五山送り火」のように町全体で焚く地域もあります。
盆棚
先祖の霊を迎える為に、仏壇や縁側などに設ける棚のこと。
位牌や灯明、お線香を置いて、盆花(ぼんか・先祖に供える花のこと。ほおずきなど)や果物、ぼたもちなどを供えます。
ナスで作った牛、きゅうりで作った馬のお供えは、先祖を送り迎えする為のものだと言われています。
盆踊り
もともとはお盆の間に迎えた先祖の霊をなぐさめ、彼岸に送るための踊りでした。
先祖に感謝するとともに、災いを祓う、五穀豊穣を願うといった意味合いも含まれていますが、現在では娯楽としての意味合いが強くなっています。
小さい頃、同居していた高齢の祖父母が他界した事もあって、なすやきゅうりに足を付けて飾ったり、迎え火をしたり、盆提灯を眺めたり・・・と、お盆は身近な存在でした。
しかし実家は関東なのでお盆は7月。この時期に帰省する事はほとんどなく、大人になってからというもの、お盆の行事はどこか他人事のようでした。
そして今年も過ぎ去ってしまいました・・・。
こんな感じでなかなかお盆に帰省はできないけれど、せめてもの供養に(?)と、帰省した時にはなるべくお墓参りをすることにしています。
今年の初めにお墓参りに行ったときの事。
若くして亡くなった顔も知らないもう一人の祖父と、その曽祖父母。
普段、親から話を聞くことはなかったのですが、お墓参りに行った時に尋ねてみると、思ってもいなかったことが聞けてびっくりしました。
自分の中には、この人たちの血が流れているんだな、自分も頑張らないと、という気持ちが込み上げてきたのを覚えています。
何か物事がうまくいかない時、新しい事を始める時にはご先祖のお墓にお参りに行った方がいい、という説もあります。
もう何年もお盆に帰省していない、お墓参りにも行っていない、という方は、お盆に帰省したり、お休みが取れる時にお墓参りをしてみてはいかがでしょうか。
参考:『暮らしのしきたり十二か月』 新宮館編/新宮館
『和のしきたり 日本の暦と年中行事』新谷尚紀著/日本文芸社
『知っておきたい日本の年中行事事典』福田アジオ・菊池健策・山崎祐子・常光徹・福原敏男著/吉川弘文館
『家族で楽しむ 歳時記・にほんの行事』近藤珠實監修/池田書店實
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